熊本県阿蘇郡産山村
GOOD GOOD MEAT(グッドグッドミート)

生産者の特徴、こだわり

■概要・特長
世界農業遺産に認定された阿蘇の草原の維持と持続的農業

2013年5月、熊本阿蘇の 『野焼き』『放牧』『採草』により草原を人が管理することで日本最大級の草原を維持。草を活用し長年農業が行われて景観が保持され、数くの希少な動植物が生息するシステムがこの世界農業遺産に認定されました。

阿蘇の雄大な草原は牛たちが放牧されその草を食み、冬の食料として採草されることで再生し維持されます。放っておくといつしか森林になってしまう草原をこのようなシステムで長年維持してきたことが評価されました。

日本最大級の草原の維持、その大きな役割を担うのがあか牛と言われる日本固有の和牛、僕たちが育てる阿蘇牧草和牛です。

◇希少な和牛であるあか牛
農林水産省の2018年の統計によると、国内で飼育されている和牛は 170万1000頭。そのうちあか牛は2万1800頭とわずか1.28%にすぎず、黒毛和牛が165万3000頭と97%を占めています。

あか牛は大変希少な和牛なのです。 この希少な和牛を継続可能な畜産で増やして行くことも僕たちの使命。 草原にとっても、人にとっても必要不可欠な放牧牧草でのあか牛の飼育に今後さらに注力していきます。

◇良い水のあるところに良い牛の産地がある
人の体の約60~65%は水分と言われています。
陸上で暮らす動物もほぼ人間と同じ比率の水分を体内に保有しています。体の大部分を締める成分だからこそ、その水分の質は非常に重要です。

『良い水のあるところに良い牛の産地がある』とは畜産業界ではよく知られた言葉ですが、あか牛の肉質が良いのは阿蘇がまさにこの良い水に恵まれた土地であることが大きく影響しています。
全国名水百選に選ばれる『池山水源』『山吹水源』、阿蘇カルデラの水『白川水源』『竹崎水源』といずれも透明で美しい名水で、7つの一級河川の源流でもあります。美しい水の恩恵、あか牛が健康に育つ理由がここにもありました。

◇のんびり放牧ストレスフリーの環境が健康で良質なあか牛を育てます
牛は本来草を食べて消化のために反芻する動物。草を食べることが牛の自然な生態です。

ストレスなく健康に育つ牛は、それを食べる人にとっても安心できること。 大切な家族に安心して食べらせられる美味しいお肉を探してたどり着いた阿蘇赤身和牛、ぜひみなさまも試してみてください。

◇噛み締めるたびに深い旨味があふれる阿蘇赤身和牛
あか牛は天然の栄養豊富な牧草をたっぷり食べ、1日3~5kmほど阿蘇の草原を歩きます。草食と運動で大変健康的に育ったあか牛のお肉は脂肪が少なくヘルシーです。
今でこそ霜降りの脂肪がとろける和牛が人気ですが、昔はあか牛のような赤身が強く味の濃いお肉が主流でした。そのため、どこか懐かしい味がすると好んで食べられるお客様も多くいらっしゃいます。

くどくなく、もたれず、噛むほどに味わい深い。赤身はワインにも合うことからワイン愛好家の方々にもあか牛のお肉を選ばれる方が増えています。時代があか牛に近づいて来ている、健康的な美味しい赤身のあか牛に注目が集まっています。

■こだわり
GOOD GOOD MEAT(グッドグッドミート)はお肉が好きで好きで堪らない様々な分野の経営者(貿易、金融、IT、アパレル ETC..)たちが創業しました。

「自分たちが食べたい」「家族にも食べさせたい」を基準にし、【世界中の透明性の高い牧場へ自ら足を運びセレクトしてきたお肉】や【北海道や九州の国内自社牧場で自ら責任を負って生産したお肉】を、 一貫形式で販売する畜産ベンチャーです。規模は小さいですが、生産・加工・卸売・精肉店・飲食店をすべて自社で経営しています。僕たちの強みは【牧草牛】や【放牧豚】で、大好きなお肉が1000年後にも食べられるように持続可能な畜産を展開しています。



メインの取り扱いは、超希少な牧草和牛である【熊本県阿蘇産の阿蘇赤身和牛】、世界中のセレブが争奪戦を繰り広げている【ニュージーランド産の放牧牧草牛】、そして日本の養豚の常識をくつがえす【北海道十勝産の放牧豚】です。どれも美味しく安全で、星付きシェフからも高い評価をいただいています。

今までは直営店舗でしか購入できなかった、ほとんど一般家庭には流通していない、グローバルなお肉の最先端潮流を味わってみてください。でも、「お肉は火入れが肝心」です。慣れるまでは、注意深く火入れをしてみてください。

私たちは現在、牧草を育てる土づくりから、お肉のある人生までを【食肉文化】として、それらをすべて循環的に内包した世界初の【Wagyu Maison】(和牛メゾン)を北海道の地に創造しています。完成してからではなく、創造のプロセスそのものをみなさんと一緒に楽しみたいと思っています。
「全ての食卓が笑顔になりますように」