北海道川上郡弟子屈町
弟子屈ラーメン

生産者の特徴、こだわり

■昔話
弟子屈は道東では最古の温泉地。
だから、多くの旅人たちに流行の食べ物を出していた。
弟子屈に育った人の記憶に美味しいラーメンとの出合いがあった事は確かだ。

弟子屈のどの家庭も薪ストーブしかなかった頃、豚も数頭が農家で飼われる程度だったから盆と正月しか肉を食べる事は出来なかった。
貴重な脂肪分を豚骨からも絞り出し、やがてラーメンとして形になったのは戦後のことだと言われている。

■こだわり
素材に出会い、それを地域の味にする。

基本は醤油味だが地域食材の「旨味」を限りなく加算したのがこの「魚介しぼり醤油」。「古く固くなった豆は薪ストーブでこそ柔らかく煮上がる」。薪ストーブを使っていたように、低温で長時間かけて煮出すという仕込み方で、豚骨の旨みを引き出します。

澄んでいながら独特のコクと深みのあるスープは北海道産の豚骨を平均的な店の3倍、量と時間をかけてコラーゲン質が多く含む脂分の旨みを引き出しています。この基本を守るスープに合わせ完成させるのが、香りの醤油、コクの味噌で多くの支持を受けてきました。

私たちはラーメンの変わってはいけないもの、しかし変わらなければならないものを日夜、模索しています。今回、ご推薦したいのが「魚介しぼり醤油」。弟子屈ラーメンで修行する職人たちは「しょうゆ使いの匠」を目指して研究しています。そこから、まったく新たな発想で魚介を加えた醤油タレを完成させ、品書きを加えたのが2005年のことです。これを食べた人の口コミから、多くの人の支持を新たに得ることができました。

この生産者の商品一覧